子供が欲しい理由は人それぞれですよね。
『年齢的に妊娠する最後のチャンス』『好きな人の子供を産みたい』『子供が好きだから』など、理由は人それぞれのはずです。
もちろん女性でも、子供が欲しくない人もいるでしょう。
今回は、子供が欲しいけど金銭的に厳しい日本で、どの様にしたら良いかを考えてみました。
参考になれば幸いです。
子供が欲しい理由は男女で違う
子供が欲しい理由は、本当に〝人それぞれ〟でしょう。
ここでは筆者の実体験をもとに、子供を儲けた経緯をお伝えしたいと思います。
まず、〝年齢的な事情〟とはどういう事なのかです。
筆者は晩婚で、結婚したのは40代です。
結婚後に子供を儲けているのですが、もちろん40代でゼロ歳児の子育てです。
結婚する時は、夫婦2人で生きていく事も視野に入れて結婚しました。
しかし結婚後、妻は『年齢的に最後になるから子供を儲けたい』
との理由で、いわゆる〝妊活〟を行い妊娠・出産しています。
本人達は40代だから子供が出来ないとは、あまり深く考えていませんでしたが『妊娠しやすい足ツボマッサージ』を受けたり、『妊娠しやすいツボを刺激するパッチを貼ったり』と前向きに妊活をしました。
子供を儲ける事で前向きになったのは良いのですが、心配だった事が2つ…。
- 子供が健康で産まれてくるのか
- 子育ての金銭的余裕がない
①『子供が健康で産まれてくるのか』ですが40代で出産したので、子供に先天性障害があったりしないか心配でした。
というのも筆者は建築系の仕事でありながら高齢者や、障害者(ときには障害児)の家のバリアフリー工事をする専門会社で働いています。
そのため病気や怪我をしたせいで、今まで住んでいた家では生活しづらくなった箇所を工事して、住みやすい住環境を整える仕事をしています。
例えば通常のお風呂では入浴ができないので、浴室内に吊り下げ式のリフトを取付して障害児のお子さんの入浴介助をしやすく工事したり。
病気で体の自由がきかなくなった高齢者が、クルマ椅子で通る動線の工事をしたり。
一般的に『バリアフリー工事』と呼ばれる内容です。
そんな仕事柄、病気になる高齢者、障害児の子供を今までにたくさん見て来ました。
なので、自分の子供の状態も心配になっていました。
40代で出産するとなると、親の私たちも今までの生活してきた食生活などが影響しそうだと心配でした。
もちろん筆者は研究者や医者ではないので、遺伝についてなどは全く分かりません。
もう一つは②『子育ての金銭的余裕がない』と言う事です。
恥ずかしい話なのですが、40代になっても我が家は決して裕福な家庭ではなく、金銭的に最低限生きていけるレベル。
自分が10代・20代の頃は、40代や50代になれば、お金持ちとは言わず自然とお金に困る事なく、生活できるのだと想像していました。
例えて言うのであれば、アニメ『クレヨンしんちゃん』の〝野原一家〟のような家庭を想像していました。
『持ち家一軒家にクルマを所有して犬を飼い、子供は男の子と女の子の2人、妻は〝専業主婦〟』
ちなみに、筆者の子供の頃の家庭は正に〝野原一家〟と同じでした。
親世代は〝団塊の世代〟と言われ、働き盛りの時に日本の経済がバブル絶頂期を迎えていた時代です。
当時は持ち家をローンで購入して、終身雇用が当たり前。
年功序列で給料も右肩上がりだった事でしょう。
しかしバブル崩壊後、当時子供だった私たちが大人になってみると、そんな生活の余裕はありません。
現在は共働きが当たり前、クルマは持っても軽自動車で、ペットはいないし子供も一人。
そんな家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、当時とは違う時代を生きる私たち大人も、『子供が欲しい』という願いは同じです。
厚生労働省が出している『子供を持たない理由』をまとめた数字を見ると、〝経済的理由〟で子供を持てない夫婦が最も多く、次いで〝年齢・身体的理由〟を挙げています。
正に我が家は、この数字が表す通りになっています。
▼厚生労働省が出している『子供を持たない理由』
本来であれば、日本に住む私たちの生活を守り、国民が豊かになる政策を政府がおこなえば良いだけの事なのですが、そうも簡単な話ではありません。
私たちの住む日本はとても複雑な歴史をもっています。
ここでは割愛してごく簡単に話しますが、1945年に終戦を迎え、GHQ(進駐軍ともいいます)が入ってきて日本の民主化を進めて以来、現在までに大きく様々な事が現在進行形で変わって行っています。
もっと言うと、明治維新の1868年に日本が開国をしてからグローバル化が始まっていると言っても良いかも知れませんね。
鎖国していれば、日本の国内の事だけを考え、国が発展する政策を行い日本に住む国民が豊かになります。
とにもかくにも、私たちが生きる現在が〝厳しい現実〟なのは確かです。
子供が欲しいが経済的な理由から、子どもを断念しないようにするのに私たちはどうすれば良いのでしょうか…?
子供が欲しいのにお金の問題を解決する方法とは
現実的に生きていくには〝お金が必要〟です。
『お金について話すのは意地汚い』『お金の話は下品だ』
筆者は、そう親から言われて育った記憶があります。
なので、お金の教育を受けた記憶もないし、お金の勉強もした事がありません。
しかしこれって非常にまずいですよね。
だって、お金の増やし方を知らないのですから。
お金があれば子供は色々な経験ができる
日本のみならず事実、世界はお金によって動いていることは『過去・現在・未来』変わりません。
お金の変わりに『お米』『金』を使っていた時代もありました。
現在は『貨幣や紙幣』ですが、今後は『デジタル』になっていきます。
通貨の役割として、何かに価値を持たせることは変わりません。
なので、私たちは〝お金を増やす為に勉強する〟必要があります。
その理由は…
『子供にいろいろな経験をさせてあげられるので、将来の選択肢を増やす事ができる』
『本を買って、知見を増やす事が出来る』
『日本円の価値が下がっている』
など一例ですが、お金を増やす事は、これらの理由が考えられるからです。
お金を増やす事で私たちや、子供が〝豊か〟な生活を送ることが出来るのです。
しかし突然お金を増やすような、ギャンブルのやり方ではなくて、キチンとした方法で増やす必要があります。
次に具体的に考えられる方法を挙げてみました。
考えられるお金の増やし方とは
- 転職して、現在より給料の高い会社に移る
- 副業(アフィリエイト・ブログやYoutubeで広告収益を得る・動画編集・ライターなど)
- 株式投資(個別株)
- インデックスファンドで投資(株式・債券・不動産リート)
- 仮想通貨(FXなど)
- 不動産事業(投資)
- 現物投資(金、美術品、アンティークコイン)
- クルマやジムなどのサブスクサービスを無くす
- お金の価値が低い国へ移住する(発展途上国など)
こんな所ではないでしょうか。
まず近々でやれるのは、『①転職して、現在より給料の高い会社に移る』です。
入ってくる給料が安すぎては、生活が疲弊してしまいます。
かといって、自分にあった会社を探すのは困難です。
『給料が良くても休みが無い』
『休みは気兼ねなく取れるけど、給料が安い』
『人間関係が険悪』
人間関係や会社のルールに縛られ、時には時間的にも拘束されて、『一生同じ会社で働くなんて無理!』
どこかでそう思ってしまう可能性もあります。
そこで『②副業』も検討するべきです。
『会社で副業を禁止されているからできない!』
そんな声が聞こえてきそうですが、会社の為ではなく、自分と子供の人生の為であれば、副業をしない理由はありません。
特に2024年時点では円安が進み、『日本円の価値が下がっている』ことが如実に表れて来ました。
円安である事は日本国内に住んでいる私たちは、多くの円を払う必要があります。
要は、多くのお金を支払わなければ商品も、サービスも受けられない事になります。
会社の給料が上がる事を期待して、会社に依存できるでしょうか。
前年、その前の年から上がった物価高になった分、給料は上がったでしょうか。
恐らく多くの企業では、そんな事は出来ていないと思います。
テレビで見ている『賃上げ』は、ほんの少しの大企業の一部である事を理解する必要があります。
そこに期待するよりも自分で副業をしたほうが早いですし、新たな知識を得られることが出来るので勉強にもなります。
ただし、副業でやってはダメなのは、自分の労働で得るバイトなどです。
例えば『夜勤の工場』『夜勤のシフトのコンビニ』『夜勤の牛丼屋のバイト』などは、その一瞬はお金が増えますが、言うまでもなく体が持ちませんし、知識も蓄積されません。
体を壊してしまっては元も子もないですよね…。
できれば『③株式投資(個別株)』『④インデックスファンドで投資(株式・債券・不動産リート)』の勉強もしたいです。
『④インデックスファンドで投資』では〝ドルコスト平均法〟で毎月一定金額の積み立てを行う。
毎月一定の金額を積み立てることで、購入金額(口数)が平均されます。(株価は毎日変動するため)
要は『思考停止』の状態で積み立てができる、ハードルが低い投資方法になります。
注意点は、〝何にも分からないから〟といって銀行に全て任せっ切りにする事です。
これはどういう事かと言うと、売りたい側は自分たちの利益を優先して考える事が当然であり、決して私たちが儲かるような事は言わないし、言えない事と理解する事です。
投資の世界で『絶対に儲かる』とは言えません。
近年は政府が推進している『貯蓄から投資へ』と言われて『NISA』を良く聞くようになりました。
NISAには賛否両論、様々な意見がありますが、上手く制度を使用すれば良いと思いますので、筆者は必要だと思います。
思考停止で『投資が良いと聞いたけどよく分からないので銀行に相談に行き、NISAで進められたファンドに投資する』
これが良くないと言う事です。
2024年には日経平均価格が、過去のバブル最高値を更新しました。
高くなった株価はどこかで必ず下落します。
▼2024年5月29日時点の『日経225』の株価
思考停止で誰かに言われたまま投資を行うのは『高値掴み』をする可能性があり、下落した時に自分の気持ちが耐えられません。
それでも気持ちを強くもっていれば、下落した株価もいつかは再び上昇するでしょう。
とにかく自分で勉強する事は必要で、本を読んだり、Youtubeで自分が理解しやすい発信者を探して勉強する事が必要です。
投資は全て自己責任ですので、運用結果を誰かのせいにする事は出来ません。
自分が良く分からないものには投資しない
『⑤仮想通貨(FXなど)』『⑥不動産事業(投資)』は、合う人と合わない人がいるかも知れません。
優先順位からしてみると、後者でも良いのではないかと感じます。
特に仮想通貨など『自分が良く分からない物』に投資する時には注意が必要です。
よく分からないもにに安易に手を出すと、思わぬ損失になりかねません。
例えば、仮想通貨で〝1億円〟儲かったが、殆ど日本円にして使ってしまい、『後々の税金を払う事が出来なくなった』などが考えられるかも知れません。
『⑦現物投資(金、美術品、アンティークコイン)』も自分が好きで、熱量を込めて投資が出来る人が良いのではないかと思い、これも優先順位は低いと感じます。
お金があって、現物価値の高い美術品と交換するイメージでしょうか。
忘れてはいけないのは
それと、大前提なのが『⑧クルマやジムなどサブスクサービスを無くす』です。
お金に余裕が無ければクルマは〝贅沢品〟になるからです。
持っているだけでクルマは『重量税』『車検』『メンテナンス代』『ガソリン代』がかかってきます。
必要な時は『レンタカー』を使用するべきです。
それとジムなどのサブスクサービスは幽霊会員なども居るので、経営が成り立つ事を考えましょう。
ジムに行かずとも自宅で出来るトレーニングもあり、課金はお金を垂れ流すので優先順位が低いです。
日本では、お金の勉強をさせず、会社員になって働き『良い学校に行く』『良い会社に入る』こういうイメージがありました。
恐らく思考停止で会社員として働き、皆が平均で、会社の収益を上げさせるためではないでしょうか。
大企業が儲かれば、大株主が儲かりますからね。
筆者の記憶では、中学3年生辺りから勉強についていけなくなり、高校へは進学したが、ろくに勉強をした記憶がありません。
というか、勉強は挫折した記憶があります。
この瞬間、当時は将来どうして良いか分からなくなりました。
良い学校へ行けないと分かったからです。
この時に本来『お金の勉強』をしていれば学校の勉強とは関係なく、豊かな生活ができる事になります。
お金は将来に渡り、一番身近な内容です。
大人になってから『サイン・コサイン・タンジェント』なんて一般的には使いません。
『1868年に明治維新がおこった』年号をただ暗記するのではなく『なぜ起きたのか』を教科書に書かれている以外に疑問を持って、自分で勉強する事が必要だと思います。
学校教育に限らないと思いますが、何でも自分の受け身の姿勢ではいけません。
まずは転職して毎月の収入を安定させて、『心と生活に少しのゆとり』を保つ状態になったら副業やインデックス投資を勉強して始めてみる。
また、勉強してある程度の内容を掴んだら始める事も、ときには必要だと感じます。
筆者もインデックス投資は『思考停止』状態で行っていますが、勉強しながらまずは進めて行かないと、時間だけがどんどん過ぎ去ってしまうと思い、当初は怖かったですが始めた記憶があります。
勉強する時間が長すぎても、お金を稼ぐ事が出来なければ〝本末転倒〟になってしまいます。
また、いっそうの事『⑧お金の価値が低い国へ移住する』方法もあるのではないかと思います。
実は、筆者の家庭でも1度家族会議が行われた事があります。
検討の結果、移住の話はなくなったのですが、通貨価値の低い国への移住は、言語や仕事の障壁が高くない人は検討の余地があるかも知れません。
最後に
今回は子供を欲しい理由の『年齢』と『お金』について考えてみました。
子供が欲しい理由は人それぞれ異なる。(年齢の制限など)
子供が欲しいけど金銭的理由などで諦めなければいけない人は多く存在する
金銭的な理由で子供を儲ける事が出来ないのは、お金の増やし方を知らないから
お金を増やす事で、子供に色々な経験をさせてあげる事が出来る
結果的にお金がある事で、子供や私たちが豊かに生活できる
以上の事を考えてみました。
日本で子供と共に豊かに生きる事が意外に難しい事を知ると、複雑な気持ちになってしまいます。
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